ファン創り・ファンマーケティング支援のBOKURATOP /BLOG /セブン銀行グループにて講演・ワークショップを開催

セブン銀行グループにて講演・ワークショップを開催

2024.03.13

セブン銀行グループにて
「SNS活用とファンマーケティング」の講演・ワークショップを開催

2024年2月8日、セブン銀行本社ラウンジにて
弊社代表の宍戸がセブン銀行グループの社員様向けに講演・ワークショップを開催いたしました。

ATM事業や金融リテール事業を中心に、ユニークな金融サービスを提供するセブン銀行グループですが、以前から顧客満足度向上のため、銀行全体のマーケティング思考の育成と、顧客志向の意識を醸成することを目的とした社内研修に取り組まれており、今回第9回目の実施において弊社にご依頼くださいました。

セミナー概要
日時:2024年2月8日(木)16:00~18:00
場所:東京都千代田区丸の内1-6-1 丸の内センタービルディング 5階 セブン銀行本社 ラウンジ

内容
1.ファンを創る重要性
2.好事例紹介
3.ファンマーケティングノウハウ
4.Q&A

1.ファンを創る重要性

一般的なセミナーでは、登壇者が特定の方とディスカッションするイメージが強いですが、今回は社員様同士が意見交換できるようなワークを取り入れることで、ファンマーケティングのインプットだけでなく、アウトプットも同時にできる勉強会となっています。


「ファンマーケティングとは?」を知るにはまず、ファンを創る重要性を理解する必要があるため、
皆様にはいち消費者としてのファン心理に向き合っていただくところからスタート。

あなたは何のファンですか?

ファンになったキッカケは?どこが好きなの?ずっと好きなのはなぜ?

と自問自答していただき、次にファンスコアという指標があるとしたらあなたは何点か、理由とセットで点数化していただきました。

点数化するとなると、自分がそれにどのくらいお金を使っているか、いわゆる企業側から見た売上への貢献や、SNSなどを使って誰かに推奨しているかどうかの観点で判断してしまいがちですが、BOKURAのファン定義では、そうした売上・推奨の観点だけでなく、その手前の愛・知識の観点も重要だと考えています。

愛 :なぜ推しているかを魅力的に語れる、推し始めてからの年数など・・
知識:推しの強みだけでなく弱みを知っている、競合を知っている、推しの過去・現在を知っている


また売上・推奨の観点でも、個人の売上貢献額やSNSの投稿数だけでなく以下のような観点も見ています。

売上:1回あたりの購入金額、他者と比べた場合の購入頻度、新商品を即買いするか、など・・
推奨:企業名や商品名をタグ付けして投稿しているか、

   オフラインで口コミをしているか、企画への参加度など・・


こうした細かな観点まで着目して「ファン」について考えることがファンマーケティングの第一歩です。

またファンを創る重要性として近年の消費者の購買行動が変化していること、だからこそ広告ではなくファンの力によって情報を届けることが理想的な状態であるといえることをご説明させていただきました。

ファンを創ることによるメリットについても定量と定性それぞれ具体的に例示したことで、より皆様の頷きを誘っていたように思います。


3つ目のワークはファン創りに欠かせない「神対応」について考えていただきました。


あなたは推しにどんなことをされたら更にファンになりますか?

一度自分に置き換えて考えていただいた上で、BOKURAが考えている神対応5要素をお見せし、いよいよファン心理を踏まえたブランド心理のご説明へとうつります。

セブン銀行にとってどんな人が「ファン」と言えますか?

銀行は「ファン」の定義が難しい業界なので、本来であれば頭を悩ませてしまうところですが、先ほどのファン定義4種(愛・知識・売上・推奨)に当てはめて考える形でワークに取り組んでいただいたことで、皆様上手く思考が広がったようです。

続いて、ファンにどんなことをしたら更にファンになってもらえる?についてもグループで考え、発表していただきました。

2.好事例紹介

後半は皆様がファンマーケティングのアウトプットをより想起しやすいよう、弊社が実際にご支援した企業の事例を交えてご説明させていただきました。

まずは医薬部外品ハンドクリームの老舗でおなじみのユースキン製薬の事例。

ユースキン製薬は以前からファンへの発信や囲い込み施策を実施していましたが、主に年配層の方に愛されている企業であったため、今後は若年層のファンも増やしていきたいと考え、新たなファンマーケティング施策に乗り出しました。

具体的な施策内容はここでは割愛しますが、これまでとは異なる積極的なSNS上での交流を始めたことを皮切りにしてファン発信のさまざまな取り組みが生まれました。


続いてドイツ生まれのアパレルブランド、フェイラーの事例。

これまでインフルエンサーを起用した広告宣伝などに力を入れていましたが、改めて定義した「ファン」に向けた施策を実施していったことで、ファン発信のハッシュタグが続々と生まれるなどSNSが活性化し、ECサイトのCV率アップにも繋がった事例です。

3.ファンマーケティングノウハウ

ここからはセミナー会場の様子を写真も交えてお届けします。

事前のセミナー資料共有から、「とてもワクワクします!」とうれしいお言葉をかけてくださったセブン銀行の皆様。
代表の宍戸はセブン銀行ATMのメインカラーである赤色に髪を染めて挑みました!

言葉の通り、当日はとても盛り上がり、多くの質問が飛び交っていました。
チームにわかれて行われたワークも各チーム活発に議論が行われ、終始和やかなムードで時折笑い声も聞こえるような能動性と主体性に溢れた空間となりました。

その後の質問も積極的に頂戴いたしました。

なかでもホワイトボードを使ったワークでは、自身のファン心理が活きたアイデアが飛び出し、採用されたら銀行革命が起きるかもしれないユニークな意見も!

ディスカッションから出たアイデアの種をいかに実らせるかは現場の熱量と上長の勇気ある判断であると改めて感じました。

今回のセミナーを発端として、実店舗を持たないセブン銀行様ならではのおもしろい「ファンが喜ぶ施策」がどのように生み出されるか楽しみにしたいと思います。

最後にノウハウも共有させていただいて、Q&Aにもしっかりお答えさせていただくことで、
社員の皆様が「さて今日から、明日から、何ができるか?」に繋げやすい形で勉強会を終わらせていただきました。

内容についてかいつまんでお伝えすると、冒頭でご説明した4つの観点でのファン定義を振り返り、
定義の詳細、ファンマーケティングのゴールまでの16段階(フェーズ)について、フェーズごとのチェック項目を洗い出した130の項目を全てお見せしました。

他にもファン要因12種、ファンマーケティングに必要な8つのスキル、ファンマーケティングのKPI33項目など盛りだくさん過ぎて少し駆け足になってしまった部分もありましたが、余すことなくお伝えしたことで聞き流すことのできない勉強会になっていたのではないかと思います。

最後に

ファンはどんなことがあったとき、心が離れてしまう?

といった再度考えるワークの宿題も出させていただいた上で、自分たちのファンはどんな人たちであって欲しいのかを今一度考えるべきだというまとめとファンマーケティングが成功した先の未来の事例もお伝えしたことで、ファンとの向き合い方に対する難しさと同時にファンマーケティングによる未来のワクワク感を改めて描いていただけたのではないでしょうか。

参加者の声

講演・ワークショップの終了後、「いちファンとしての自分と、セブン銀行へのファンづくりをしていく自分、というそれぞれの立場での発想が勉強になった」という声が聞かれたり、
早速それぞれの部署で課題に感じていることにどのように落とし込んでいけるかを話し合われたりするご様子などが会場内で見られ、非常に有用な会になったとのご評価をいただきました。


▼本日の講演について、感想をお聞かせください。

・ファンマーケティングについて幾つかの企業から話を聞いたが、
 どれもポイントサービスで囲い込むものばかりだったため、考え方、進め方、目指す方向など
 非常に有益な情報ばかりでした。

・広告ではなく、「ファン」というのは企業の味方になってくれ、
 大切な存在だということを知りました。ATM事業というのはファン作りは難しいと思いつつも、
 音やサービスの拡充はファン作りに繋がると思いました。

・推しワークショップも盛り上がり、あっという間の2時間でした。
 情報過多の時代においては、SNSを介した対話型コミュニケーションや拡散によるPR効果が
 とても重要であることを改めて認識しました。
 ファンの定義や神対応の定義を今後参考にさせて頂きます。

▼明日から意識して取り組みたいことがあれば、教えてください。

・「推す」気持ちを理解するためにも、自分自身の「推し」を探そうと思いました。

・SNSチームでどんなファンを増やしていきたいかペルソナ設定をしたい。
 また、自社サービスの理解を深めたいです。(サービス誕生までの生い立ち等)






SNS運用や顧客との接点において課題を感じていらっしゃる企業の皆さま、
BOKURAと一緒にファンマーケティングを真剣に考えてみませんか?
SNS運用やイベントのお手伝いだけでなく、こういった社内研修へのご協力も可能です。

ぜひお気軽にご相談ください!

Contact

SNSマーケティング支援、Web集客、
ファンマーケティング施策などで
お困りの際にはぜひお気軽にご相談ください。