過去、ファン創りのメリットをご紹介してきましたが、ファンはどのように創るのでしょうか?
今回はファンを創る方法を、6ステップで解説をご紹介します。
ファンを巻き込み、質の高いファンマーケティングを行う手助けができれば幸いです。
①ブランド開発
まず、ファン創りのために行うことはブランド開発です。
そもそも、魅力的な商品やサービスなどがないと、ファンになってもらうことは難しいでしょう。
商品開発を行い、一定のファンを得ることでファンマーケティングをスムーズに取り組めます。
②戦略設計
ブランド開発をした後は、戦略設計に取り組むことが大切です。
どういう人にファンになってもらいたいのか、逆にどういう人はファンになってほしくないのか、特定のターゲット層は何のSNSを使うのか、どういう情報発信をしていくのか、どのタイミングで効果検証をするのかなど、大枠の戦略設計が必要です。
戦略なしに手あたり次第行動しても効率が悪くなるだけなので、入念な戦略設計を練り、確実にファンを獲得していきましょう。
③情報発信
戦略設計の次のフェーズは情報発信です。
まずは自分たちから発信し、家族や身近な友人、従業員など発信を手伝ってくれる人を見つけます。
最初から不特定多数の人たちに情報発信するのではなく、自分に関わってくれている人たちへ向けて情報発信をすることが大切です。
また、世の中の人たちに情報発信をする際には、様々な方法があります。
例えば、SNSを使用するとお金をかけずに情報発信できますし、お金をかけて広告を使用して情報発信するのも一つの手段です。
その他にも、無料体験やサンプリングを提供し、その感想を聞くというのも情報発信の一つでしょう。
このように情報発信には様々な方法がありますが、世の中に自分たちは何者なのかを発信していくことがとても重要です。
ただし、情報発信に重きを置き過ぎてはいけません。
自らブランドを発信していくよりは、第三者が自分のブランドを広めてくれる方が圧倒的に信頼度が高いのです。
情報発信をしてくれそうな人たちを巻き込んで、自分のブランドの認知度を上げていきましょう。
④ファンコミュニケーション
情報発信の次に行うことはファンコミュニケーションです。
情報発信は可能であれば続けた方がいいですが、それよりもファンコミュニケーションにシフトチェンジした方が良いのです。
ブランドについて言及してくれている人たちと、一対一でコミュニケーションを取ることを怠ってはいけません。
よくあるケースで、ツイッターやインスタグラムで1日何回投稿すると決めている企業があります。
これはスケジューリングをして実行するのが目標になってしまっています。
そうではなく、ハッシュタグ付きの投稿をしてくれている人たちに、一対一でコミュニケーションを取りにいくと、その人たちのブランドへの愛着や貢献の意思をより深めることができます。
ファンコミュニケーションは、ファン創りにおいて最重要施策と言って過言ではありません。
⑤ファンレベルの向上
ファンとコミュニケーションを取れるようになったら、ファンレベルの向上に取り組みましょう。
ファンコミュニケーションを取るということは、この人はファンなのではないかとある程度目星がついている状態だと思います。
そして、この「ファンかもしれない人」がピラミッドで表したときにどのレベルに位置するのかを測れるようになるので、真ん中もしくは下の方の人たちのレベルを上げていく必要があり、ファンレベル向上というフェーズにつながります。
ここがファンマーケティングの神髄の部分です。
では、ファンレベルが上がるのはどういうときなのでしょうか?
それは一万人いたら一万通りあります。
ファンの心理に寄り添いながら、その人それぞれに「どのような対応をすると、ファンレベルが上がるか」を考えながら実行しなければなりません。
そして、実際にファンレベルが上がった時ほど嬉しいものはないでしょう。
ファン心理に寄り添った神対応で熱量を上げていくことは大変だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ファンマーケティングでは重要な部分なので根気強く取り組んでいきましょう。
⑥共創
「ファン創りの6つのフェーズ」の最終段階は共創です。
ファンレベルが高いファンは企業やブランドからの依頼に応えてくれます。
ファンレベルの高い人はもちろんのこと、ファンレベルの低い人にもブランド側から働きかけ巻き込んでいくことが重要です。
ブランドには資金や事業自体のこと、基盤整備など、何かしらの悩みがあると思います。
何かの悩みにファンを巻き込むと、自分が今まで思いつかなかったアイデアをくれたり、代わりに動いてくれたり、または、色々な人を勝手に巻き込んでくれたりするかもしれません。
ファンの中には巻き込まれるのを待っている人や、ブランドが喜ぶ点が分からない人が結構います。
様々な人たちを巻き込み、共創しながらブランドを成長させていきましょう。
最後に、共創の次の段階があるとすれば、ファンが勝手に様々なことをしてくれる、DAO化(自律分散型組織)だと考えます。
(DAOについてはこちらの記事をご覧ください。)
ファン創りは時間がかかり難しい部分も多々あります。
ファン創りにおいて、ある程度のフレームワークはBOKURAの中でできているので、そこに当てはめながら、進捗状況を適切に把握すれば一定の効果は出せるでしょう。
ファンとともにブランドを成長させる
今回はファン創りの方法をご紹介しました。
以下が「ファン創りの6つのフェーズ」です。
〈ファン創りの6つのフェーズ〉
- ブランド開発
- 戦略設計
- 情報発信
- ファンコミュニケーション
- ファンレベルの向上
- 共創
ファン創りは難しい部分もありますが、ブランドについて言及してくれる人たちをファンにするとブランドは大きく成長します。
まずはファンを創り、その人それぞれに適した対応をし、ファンレベルを向上させることが重要です。
興味関心を寄せてくれるファンの人たちを巻き込み、一対一で丁寧なコミュニケーションを取りながらファンマーケティングに取り組んでいきましょう。
BOKURAでは今回ご紹介したようなSNSマーケティング、ファンマーケティングに関する知識をYouTubeにて発信しています。
ぜひ気になる方はぜひご覧ください。