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様々な規模の会社で働く中で気付いた キャリアアップの近道。

2023.12.27

夢は起業して50代でアーリーリタイア。
縦にスキルを伸ばすためベンチャー企業へ

――大手から一度フリーランスを経てBOKURAというベンチャーへ就職されていますが、なぜその順番になったんですか?

久木田:
当時は、将来は起業して50歳ぐらいで会社を売ってアーリーリタイアしたいと思っていたんです。
なのでフリーランスになったのですが、
スキルの幅は広げられてもマネジメント経験や人から学びながら成長していく経験ができないと感じていました。

このままじゃダメだと思い、チームの中で自分の成長スピードを早めるために
マネジメントや運営経験を積めるようベンチャー企業の正社員になりました。

――様々な規模感の会社で働く中で気付いたことはありますか?

久木田:
“答えは自分で出さなきゃいけない” ということです。

大企業では会社や先輩がある程度の答えを持っていて、それに沿うものが出せれば良しとされていました。
フリーランスだと自分の答えがお客さんにとっての答えになるので、最初はそれが不安でしたね。

きっと最初から自分で答えを探す感覚でやってたらもっと違うことができたし、もっと成果を残せたと思っています。
「答えは自分で出さなきゃいけない」というのは、きっとどんな会社でも変わらないですね。

トンチンカンでも発言する。周りに自分のレベルを知ってもらうことが重要

――入社3ヵ月で受注という結果を残されたそうですね。なぜそのようなスピードで結果を残せたのでしょうか?

久木田:
一番売れている人のマネをするのが正解だと思ってたので、営業の打ち合わせ動画を何度も見ました。

ソリューション理解や事例など、理解が追いつかなかったものは返せるものだけ返してひたすら持ち帰っていました。
あとで返せなかったものをリストに溜めて、
後々先輩に確認して….繰り返すことで返せる情報を増やしていったからだと思います。

きっとフリーランス時代は孤独だったから、
人からの学びをすごい欲していたんだと思います。常に人から情報取るぞって思っていたので。

――マニュアルがなかったりフローが整ってない中で、
先輩への質問や、意見するのは怖い・気が引ける、という不安はなかったんですか?

久木田:
ないですね。
だって自分のレベルを今すぐ上げたいと思っても、なかなか上がらないじゃないですか。

最初は自分を出すことがゴールだと思うので、とりあえず言ってみる。
発言しないよりもした方が、もし発言レベルが低くても会社へのバリューはゼロにはならないので。

しかも発言のレベルが低かったら、周りが自分のレベルに気づいてくれる機会になると思うんです。
その後は自分のレベルに合ったフィードバックがもらえるので、
それを繰り返していけばレベルは上がっていくし、最短の方法だと思っています。

――直近1年くらいだと、ソリューション整備、新人教育の基盤整備、マネジメントなど、
多岐に渡る部分で成果を残されていますが、営業とは違う分野かつ見本もいない中で成果が残せるのはなぜですか?

久木田:
「ないよりあった方が良い」と思ったら行動してます。
起業したいと思っていたので、
常に「自分が経営陣になったときに会社がどういう状況になってたら良いかな」と考えていました。

ただ自分が理想とする経営層とのギャップを埋めるというよりは、
これが続いたら勿体ないと思う部分を見つけて、潰せるときに潰そうという感じです。
もちろん、都度社長に意見してボコボコにされていました。

あとは「わからないことは人に聞く」だと思います。
多分フリーランスのときからですけど、わからないなら「調べる」「聞く」「何とかする」しか方法がなかったので。

マネジメントは経験がないし誰かが教えてくれるわけでもないので、本人に聞くしかないですね。
「どういうことに喜びを感じるタイプなのか」
「仕事はモチベーションでやるタイプなのかお金か、仕事だからか」
マネジメント対象者にありとあらゆることを聞きました。

会社に求めるより自分で動く。
経営者としての視座に変化した瞬間。

――入社1年半で執行役員、その後半年後に取締役と昇格した理由はなんだと思いますか。

久木田:
一番は、最初からなりたいっていう意思表示をし続けたからだと思ってます。

実際に役職として上がったのは、会社を主語にして考えることが増えたタイミングでした。
会社にとって良いか悪いか、会社をどうしたら良くしていけるのか、というように思考が変化したんです。

もちろん社長は会社を主語に考え、発信するじゃないですか。
自分主語の私は「自分はこうしたい」と思っても、
会社主語の社長は「会社にとっていいこと、悪いこと」と考えるので、Yes・Noが五分五分になってしまう。

両者が会社主語で会話すると、「会社にとってこうするのがいいと思う」だけになるので、
同じ範囲、同じ目線での会話ができるようになったんです。
ここに気付くことができたのは大きな変化でした。

――そう考えられるきっかけはあったんですか?

久木田:
「会社のこういうところが嫌なんだ」
「僕はこうしたいのに会社はこうなってくれなかった」
と言いながら退職する人にたくさん出会ったんです。

それを聞いてるうちに「だったら自分が変えれば良いんじゃないかな」と思うようになったんですよね。
それが正に、会社主語で考える入り口なんですよね。

もともと視座が高かったわけではないので、社長に伝わらないことや噛み合わないことが多かったんですが、
「会社がこうなったら良い」から「自分がこうする」に変わったタイミングで聞いてもらえている感覚が増えていきました。

――社長に意見する、ってなかなかイメージできない人もいると思うのですが、意識していたことはありますか?

久木田:
注意してたことは、社長が見えてる景色と自分の見えてる景色は違うので、
まずは「ギャップがあることは理解してる」と伝えていました。

その上で
「自分は現場しか見えてないけど、社長は広く見えていても現場のことを100%理解できてるわけじゃないから現場100%の意見で言うんですけど」
と前置きして伝えました。
社長の考えていることが予想できたときは「~~と考えていると思うんですけど」とすり合わせから始めたり。
意見をぶつけ合うだけじゃなくて、すり合わせたいという姿勢を示すことを意識していました。

BOKURAはどんな人でも意見を聞いてくれるので、“社長だから言えない” というのはありませんでした。
だからこそ、思ってるのに言わない方が貢献度が低いと感じています。

キャリアアップの近道は「今の自分でできることを常に探す」

――これからキャリアを積みたい方に向けて、どんなことをしたら良いでしょうか? 

久木田:
スキルアップってすぐできるものじゃないですよね。
だから、安直に自己研鑽するよりも、自分が埋められそうな足りてないものを探して拾うのが一番だと思います。

「ちょっと不便だな」って思ったこととか、
雑談中の「今こういう情報欲しいんだけど社内にないんだよね」という声にアンテナを張る。

今の自分でできる “会社に足りないもの” を探して埋めたら、
結果自分のスキルアップにもなるし、会社からの評価にも繋がると思います。

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