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<ファンマーケティングの本質>SNSはフォロワーを増やしても意味がない?(前編)

2022.10.13

SNSマーケティングをされている方、SNSを運用されている方はたくさんいらっしゃるかと思います。

しかし、SNSマーケティングで陥りやすいワナや、
ただSNSを運用しているだけでは意味がないことをご存じの方は多くないのでは。

今回は、「どのような目的でSNSを使うべきなのか」「プレゼントでフォロワー集めは効果あるのか」など、
SNS運用や広報、ファンに向けたマーケティング施策をご提案されているマーケター必見の、
“ SNSマーケティングで陥りやすいワナ ” についてご紹介します。


SNSの本質的な価値とは

TwitterにInstagram、YouTube、TikTokなどなど、企業が取り入れるSNSは多岐にわたります。

そして、「フォロワーを増やしたい」という要望や提案から、
とにかく毎日何かしらの投稿をしながらSNSを運用されている企業も多い のではないでしょうか。

確かに、フォロワー数は施策を行う上で大切な指標の1つです。

しかし、フォロワーを増やした結果、本当に売上アップやコスト削減につながっているのでしょうか?

訳も分からずフォロワー数だけを追っていませんか?

もちろん「フォロワー=ファン」であれば、
フォロワーを増やすことで自社サービスに対して熱量の高いファンを増やすことになるため、意味のある施策と言えます。

しかし、フォロワーだからといって熱量の高い人ばかりではありません

熱量の高くないフォロワーを集めたとしても、
企業として目指したい「売上増加」「コスト削減」には繋がりづらくなります。


どのような目的でSNSを運用するべき?

では、どのようにSNSを活用していくのが良いのでしょうか?

そもそもSNSの成り立ちは”コミュニケーションツール”です。

「いろんな人とつながりたい」「友達の投稿を確認したい」と思ってSNSを見ているときに、
企業の一方的なプロモーションが入ってくると、
受け取る側としては「邪魔だな」「求めてないんだけどな」と感じることが多いですよね。

さらにはフォローしているだけなのに広告がたくさん配信されると、「なんだかウザいな」と思いますよね。

仮に熱量が低かったとしても、せっかく情報を受け取ろうとフォローしてくれたのに、
プロモーションや広告をきっかけにフォローを外される可能性もあります。

そのためBOKURAでは、SNSを「企業のプロモーションツール」ではなく、
「コミュニケーションツール」として活用すべき
だと考えています。

ここで「フォロワーが10万人いる企業の場合は、
10万人に対してコミュニケーションを取るのが難しいのでは?」と感じた方もいらっしゃるのでは。

確かに、10万人をひとまとまりで捉えてコミュニケーションを取ろうと考えると難しくなりますが、
10万までフォロワーが増えていく流れは一気にではなく、ちょっとずつ増えていったと思います。

そうした場合、”初期の段階でフォローしてくれていた人”と”最近フォローしてくれた人”とでは、
自社サービスに対する熱量やどういう思いでフォローしてくれたのか、フォローし続けてくれている理由も異なります。

それぞれ一人ひとりとコミュニケーションを取るのが理想ではありますが、現実的ではありません。

そのため、「熱量の高い人には積極的にコミュニケーションを取りに行き、
そこまで熱量が高くない人には情報発信をして反応してくれた時だけ回答する」というように、
フォロワーに対しては属性で分けてコミュニケーションを取るのが正しい方法だとBOKURAでは考えています。

一方、フォローはしてくれていないもののハッシュタグを付けて投稿したり、
自分たちのことを良く言ってくれている人たちは10万人以上いるでしょう。

むしろ、そういった人たちを見つけに行って
一人一人とコミュニケーションを取ることのほうがファンマーケティングにおいては大事です。

SNSが普及していなかった昔は、
良いものを作れば売れて、情報発信すれば受け取ってくれた時代でした。
しかし今日ではSNSアカウントを立ち上げない企業の方が少なく、
情報発信だけをしていても受け取ってもらえない時代となっています。

ゆえに、SNS運用もただ投稿するだけでは効果が得づらいため、
欲しい情報もログインの時間帯も異なる人たちに対して、
それぞれ異なるコミュニケーションを取る必要があります。

「SNS運用って思っていたより大変だな」と感じる方も多いかと思います。

しかし、コミュニケーションツールであるSNSの本質的な価値を活かして売上アップやコスト削減につなげるためには、
「この人だったら17時くらいに〇〇の情報を与えたら喜んでくれそうだな」
ファンそれぞれの心理を考えながら運用することが重要です。


SNS運用の工数について

そうは言っても、そこまでSNS運用に工数を割けないという企業も多いでしょう。

ここからはSNS運用で売上アップやコスト削減に繋げたいけどそこまで工数は割けないという方に向けて、
SNS運用の工数を削減する方法についてご紹介します。

先述したように、今日ではSNSで多くの情報を投げても売上アップなどには繋がりにくい上、
むしろ届いたとしてもうざいと思われ、情報発信自体が悪として捉えられる可能性が高くなりつつあります。

対して、ハッシュタグを付けて自分たちのことを良く言ってくれている人たちがいます。

その人たちに対してコミュニケーションを取りにいくことに工数をかけたほうが本質的ですし、
同じ効果を生み出すのであれば、
自分たちのことを良く言ってくれている人たちに対してコミュニケーションを取りにいったほうが工数を削減できます。

実店舗であれば買いに来てくれているお客様がどういう感性、
モチベーションで来てくれているのかを探りながら接客をします。

SNSであっても同様に、自分たちのことを良く言ってくれている人たちが、
どういう感性やモチベーションで発信してくれているのかを考えながらコミュニケーションを取る
べきです。

例えば、SNS上でファンになり得る人のプロフィール文章やカバー画像、
投稿内容を確認してコミュニケーションを取りにいったり、必要としてそうな情報を投げたりしていますか?

SNSでは相手が見えないからこそ、ついつい相手のことを考えずに情報発信をしがちですが、
オンラインでもオフラインでも同じように相手の心理を理解してコミュニケーションを取りにいきましょう


【まとめ】
SNSはコミュニケーションツール。相手の心理を考えながら運用することが大切

今回は「SNSはフォロワーを増やしても意味がない?(前編)」についてご紹介しました。

SNSを「企業のプロモーションツール」として考えるのではなく、
本質的な価値である「コミュニケーションツール」として考えることで、ファンの心理を捉えた運用にも繋がります。

その結果、SNSマーケティングによって売上アップやコスト削減というゴールも達成しやすくなるため、
ぜひ今回の内容を参考に運用してみてください。

「SNSはフォロワーを増やしても意味がない?(後編)」では、
最近よく見かける「いいねやリツイートをするだけで〇〇が当たる」というプレゼントキャンペーンの効果や、
SNS運用における適切な目標設定についてご紹介しています。

SNS運用やSNSマーケティングをされている方は後編も併せてご覧ください。












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